フローリングのリフォームするときに、古い床板はそのままにして上から張り付ける方法と全て剥がして張り替える方法があります。
上から張り付ければ、剥がす手間と時間がかからず費用の節約にもなります。でも床が若干高くなりますし、古い床板の下で腐食があってもわかりません。リフォーム前に床がきしんでいたり歩くと変な音がしているようであれば、剥がして問題のある箇所の補修をしてから新しい床板を張り付けたほうが良いです。もし腐食をしているのに、そのまま上から床板を張り付ければ状況がさらに悪化して、床が抜けてしまう危険性もあります。
業者ともしっかりと相談をした上で、決めたほうが良いです。それから上から張り付ける場合には、段差があまりできないように薄い製品がありますからそれを使ったほうが良いです。フローリングに段差ができしまうと、クローゼットが開かなくなったり敷居と同じ高さになってドアが開かなくなることもあります。
無垢フローリングの手入れ方法は表面を保護するために施された塗装の種類で異なっています。
まず塗装は大まかに分けて2種類あり、1つは塗膜系、もう1つは浸透系です。前者はウレタン塗料といった樹脂製の塗料で、高い撥水性に加えてメンテナンスがしやすいので乾いた雑巾で拭くだけで手入れが出来ます。後者は蜜蝋ワックスなど天然成分を用いた塗料が分類されており、撥水性は低いですが、無垢フローリングならではの素朴さを演出したい人にはお勧めです。
これらの塗装による手入れ方法の違いは先述した撥水性が代表的で、例えば塗膜系なら酷い汚れがあった場合は水拭きをして乾いた雑巾で拭くものの、浸透系の塗料は乾いた雑巾で拭くのみとなります。これは浸透系の塗料が水の弱いせいで床の変色を招く可能性があるからです。そのため日頃の手入れは掃除機で埃を片付け、乾拭きするのみに留まります。
塗膜系の塗料もまた同じですが、先述したように酷い汚れがあれば水で濡らし、その後乾拭きして構いません。
なおワックスは前者は必要ないものの、後者は1年から数年を目安に再塗装するべきだとされています。